ピュア☆ラブ

「香澄…
どうしたんだよ?

明りも点けないで…

それに、
夜は寒くなってきたから、
そんな格好じゃ
風邪ひくぞ

とりあえず、
リビング、行こう…」


座りこむ香澄の腕を取り、
立たせようとするが、
床と身体がくっついたように
動かない…


「香澄…?」


俺の顔を見ず、
視線は、カーペットを泳いでる


「香澄?
何か言ってくれないと、
わかんないぞ?

どした?
具合、よくないのか?」


香澄の座る目線に
俺の目線も合わせるように座り
香澄の顔を覗きこむ




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