ピュア☆ラブ

「久美子って女、

隼人の子じゃないってわかってて
いやがらせしてんなら、
なにか、他に目的があんじゃね?」


「例えば?」


両腕を組みながら、
真剣に考える珠樹

そんな姿は、
さすがに、
学生時代とは違い、
仕事も慣れてきて、
サラリーマンも板に着いてる…


「お前に、
なにか、助けて欲しい
メッセージかも…」


「俺にっ?」


なんで、
今更…

しかも、ただのセフレだったのに…


「あぁ…

だから、
久美子と、一度会ったらどうだ?」


会うってか…


「つっても、俺、過去の女の連絡先
全部、消去しちまったぜ…」


「だったら、
まちぶせするしかねぇだろ…

いやがらせ、
まだ、続いてンだろ?

絶対、マンションのあたり、
ウロウロしてるハズだ

2,3日、
張ってみろよ


香澄さんのためだろ?

それくらい、
男なら、やって当然じゃね?」


珠樹のヤツ
なんか、やたら
頼もしくなりやがったな…





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