ピュア☆ラブ
信じて…
香澄が倒れてから一週間、
依然として意識が戻らない…
いやがらせを受けていた時点で
香澄を病院へ入院させておけば良かった
俺が香澄と一緒にいたいがために、
香澄の気持ちと体調を
考えてなかった…
「なぁ、アニキ…
香澄…大丈夫だよな…?」
「……」
病室で、香澄の様子を見に来たアニキに
俺は、何度同じことを聞いただろう…
アニキは、黙って
俺の肩に手をやり、
そして、
病室を去っていく…
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信じて…