ピュア☆ラブ
そうだよっ!
兄弟なら…
「あの…」
俺は、目の前にいる可能性のある男に
声をかけた
ソイツは、
香澄と同じ視線から、
俺を見上げ、
怪訝そうな顔を向け、
立ちあがった
「俺、香澄さんと
お付き合いさせていただいてる
松本隼人っていいます
香澄さんの
お兄さん、なんですよね?」
俺の姿を
上から下まで
なにか、言いたげな雰囲気で
じっと、眺める
だけど…
持ってる匂いというか…
根本は
きっと俺と同じ…
チャラいけど…
話せば、きっと
わかってくれる…