ピュア☆ラブ

「…人…隼人っ!!」


誰かが、
俺の身体を揺する…


廊下の壁に凭れ、
膝の上には、ブランケットが掛けられてた


どうやら、俺は眠ってしまっていたようだ


香澄っ?!


意識をハッキリとさせ、
瞳を開けた


「起きたか、隼人…」


目の前に、アニキが立ってた


「アニキっ!! 香澄はっ?!」


俺の顔を見て、頷けば、


「来い…」


そう、一言だけ告げ、
無菌室へと向かう



< 75 / 80 >

この作品をシェア

pagetop