消毒戦隊 サッキンジャー
「で、なんであんなに必死だったんだ?」

「いつもあんな無茶な戦い方しないだろ?」

「2人とも、こわかったよ?」

元の姿に戻ったコウジ達は、カナエ達を問い詰めた。

「しょうがないでしょー?コレを守るためだったんだから。はい、ノボルくん。」

ノボルの手に渡されたのは、さっき守ったピンクのリボンの箱。

「モモカちゃ~ん!」

飛び跳ねて喜ぶノボルを見て、トシヤがやっと納得する。

「なんなんだよ、一体…?」

分かっていないのはコウジだけ。

「だから!コレを守るのに必死だったの!」

カナエが勢い良く2人の目の前にイエローのリボンの箱を差しだす。

「コウジ、今日はバレンタインだろ?」

「ああ!コレ、俺達にくれるのか?ありがとな!!」

コウジの笑顔にカナエの頬は真っ赤に染まった。

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