恋心♥上昇↑↑
「あ。ゴメンね。」

「ミサコちゃんの彼氏は俺だよ?他の男は見ないでよ?」

そう嘆いているケイタくんの目が潤んでいた。

「うん。ゴメン。・・・行こっか。」

無理矢理笑顔を作ったけど、アタシちゃんと笑えてたかな??

「うん。行こっ。しりとりしよ♪まずしりとりのりからだね。」

アタシはケイタくんとしりとりしながら家路についた。




「じゃあね。ミサコちゃん♪まったねん♪」

ケイタくんは幼い笑顔を見せ手を振ってくれた。

「うん。また・・・ね?」

アタシも手を振り返した。

好きな人と両想いになれたのに、

アタシはケイタくんのことじゃなくカエデのことばかり気にしてしまう。

嬉しいはずなのに・・・。

心の底から喜べない自分が居た。

アタシの好きな人はケイタくん。

カエデじゃないんだよ?

でも頭に浮かんだ繰るのは・・・、

カエデ、カエデ、カエデ・・・。

カエデのことばかり・・・。

このままじゃアタシうつ病になっちゃうよ・・・。
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