恋心♥上昇↑↑
楓side

こなけりゃよかった。

こんなキレてるトコ、ミサコだけには見せたくなかった。

でも、この怒りは誰にも止められない。

「落ち着け。な?先生が悪かった。スマン。」

たけのこが謝ってくるが、イライラの限界がきた。

ここでミサコが止めてくれたら俺は止まっていたかもしれない。いや、確実に止まっていたと思う。

だけど、ミサコは変な動物を見るかのように固まっていた。

なんでこんなにミサコ、ミサコ思ってるのかが自分でも分からなかった

「黙れカス。」

俺は教卓をおもいっきり蹴飛ばし、自分の席に向かった。

その時俺が通ろうとしている所を他の奴等はきをきかせて、ではなく、俺を恐れて机を退かした。


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