恋心♥上昇↑↑
自分の席にドカッと座るとなんか視線を感じた。

顔をあげるとなんか見ている。

「見てんじゃねぇよ。」

すると、一斉に前を向く奴等。

しばらくして携帯のバイブ音がなった。

誰だよ?最初はイラッときたけどディスプレイを見ると“中尾実彩子”とあった。

あの優等生のミサコからだと思うと自然にニヤけてた。だって、今授業中たぜ?絶対迷いながら送ってくれたと思うと嬉しくて、嬉しくて。

『カッコよかったよ!たけのこはちょっと言い過ぎだったけど?そういえば久しぶりだね?』

ミサコの口からカッコよかったって来るなんて思ってもなかったからさっき以上にニヤついてた。

『久しぶりだな。カッコよかったっとか言われると、俺照れるわwww』

送信し終わったあとたけのこに当てられた。

「わかんねぇー。つか、俺に当ててんじゃねェよ。」

驚くほどさっきより大分落ち着いついてた。

ミサコ効果とか?

このあとミサコから『今度教えてあげるね。』なんてくるからスンゲー浮わついてた。

メールだけで嬉しかったから。

ミサコがそばにいるて思えたから。

たとえ、ケイタと付き合っててもいいと思えたから。

この時やっと自分の気持ちに気付いた。

俺はミサコが好きだ。
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