恋心♥上昇↑↑
ようやく手元に戻ってきた携帯をまじまじと見る。

「ってかさ、何で管崎の連絡先知ってんの?」

あれ?李乃に言ってなかったっけ?でも、李乃カエデのこと毛嫌いしてるからな?本当のこと言うのは、ちょっとな。

「ケイタくんがいれてくれたんだよ。いざってときにはフゥを呼べって。見た目ああだけど優しいヤツだからって。」

最初は、カエデがいったヤツだよね。優しいヤツってのは本当にそうだもんね。間違ってないよね。

「ホントかな?目が游いでますよ?ミオさん?」

慌てて目を隠すと、李乃から角が!?

「ミィオォ~っ!!アタシに嘘つこうなんて、ふざけてんの?」

ふざけてないです。だけど、本当のこと言ったらイジメられてたことも言わなきゃなんないし、李乃その事知らないと思うし。取り合えず謝っとこう。

「ごめんなさい。」

「謝るくらいなら最初から嘘つかない。」

李乃が言ってることは正論です。お母さんに怒られてるみたい。

「もー、なんでもいいけど、もう、ため息つかないでよね。」

ため息この前李乃凄いついてたよ。
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