恋心♥上昇↑↑
やっぱり、どこかで好きだったんだよね。

教室につくと、もう誰も居なかった。

涙が止まらなくて、アタシの泣き声だけが教室に虚しく響いていた。

「ミサコ……。」

急にアタシの事を呼ぶ声がした。

こうやって呼ぶのは一人しかいない。

泣きすぎて真っ赤になった目でカエデを見た。

「昨日は、悪かったな。」

そう言ってるカエデの顔が、傷だらけなのに気づいた。痛そう。

「カ、エデ。どうしたの?その傷?」

だけど、カエデはアタシの言葉を無視してアタシに近づいてきた。アタシはたくさんの?を浮かべていると、カエデは、アタシをギュッて抱き締めてくれた。ケイタくんより暖かい……。

「俺が昨日言ったのマジだから。嘘じゃ、ねぇから。」

意味がわからなかった。カエデのアタシを抱き締める力がだんだん強くなってく。

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