恋心♥上昇↑↑
逆光で顔はよく分からないけど。
けどなんかオーラがブラックだ。
「華恋。ヤバイよ。カエデくんだよ。行こッ。」
女子Bが焦っていた。
「ふぅ。仕方ないですね。今日は行きましょう。たま、今日は偶々運が良かっただけですわ。」
杉山華恋とその仲間達は決め台詞を吐き捨て黄色い悲鳴と共に足早に去っていった。
「アンタ・・・。大丈夫か?」
赤い人は手を差し出してくれた。
その時顔のパーツが明らかになった。
アタシは返事をすることを忘れ、その人に見入っていた。
猫のような大きな目、筋が通った鼻、肌は色白でいわゆるイケメンという部類だ。
「で、大丈夫か?」
赤い人はもう一度アタシに問いかけてきた。
アタシは我に返り、軽く頷いた。
しばしの沈黙
「あ、助けてくださってありがとうございました。」
お礼をしてないことに気づいて慌てて言ってみた。
「別に、偶っ々通りかかっただけだし。通りすがりの通行人っつうの?」
たまという言葉に反射的に恐くなってしまった。
この人もアタシのことたまって言うのかな?
心の中でそう思ってしまう。
けどなんかオーラがブラックだ。
「華恋。ヤバイよ。カエデくんだよ。行こッ。」
女子Bが焦っていた。
「ふぅ。仕方ないですね。今日は行きましょう。たま、今日は偶々運が良かっただけですわ。」
杉山華恋とその仲間達は決め台詞を吐き捨て黄色い悲鳴と共に足早に去っていった。
「アンタ・・・。大丈夫か?」
赤い人は手を差し出してくれた。
その時顔のパーツが明らかになった。
アタシは返事をすることを忘れ、その人に見入っていた。
猫のような大きな目、筋が通った鼻、肌は色白でいわゆるイケメンという部類だ。
「で、大丈夫か?」
赤い人はもう一度アタシに問いかけてきた。
アタシは我に返り、軽く頷いた。
しばしの沈黙
「あ、助けてくださってありがとうございました。」
お礼をしてないことに気づいて慌てて言ってみた。
「別に、偶っ々通りかかっただけだし。通りすがりの通行人っつうの?」
たまという言葉に反射的に恐くなってしまった。
この人もアタシのことたまって言うのかな?
心の中でそう思ってしまう。