溺愛ダーリン&愛しのハニー
許されてない結婚~珪side~
俺は会長であるお婆様に呼ばれた。社屋の最上階にある会長室。
お爺様は俺が椎名家に来る前に既に他界。椎名グループの会長を20年に渡り
務めていた。
当主である俺もお婆様には頭が上がらない。
「……秘書の桑原から聞いたけど…取引先の令嬢と勝手に結婚したとか…」
「…はい…彼女は…俺の心から…愛する女性です」
「潰れかけの会社の令嬢だと聞きましたが…椎名家には何のメリットもない
婚姻は許しません!!」
「……」
78歳であるが…ゲンキで口も達者のお婆様。
「即刻…別れなさい!!珪」
「出来ません……」
俺は今まで…お婆様の言う通りに従ってきた。でもハニーとの結婚は貫きたかった。
お爺様は俺が椎名家に来る前に既に他界。椎名グループの会長を20年に渡り
務めていた。
当主である俺もお婆様には頭が上がらない。
「……秘書の桑原から聞いたけど…取引先の令嬢と勝手に結婚したとか…」
「…はい…彼女は…俺の心から…愛する女性です」
「潰れかけの会社の令嬢だと聞きましたが…椎名家には何のメリットもない
婚姻は許しません!!」
「……」
78歳であるが…ゲンキで口も達者のお婆様。
「即刻…別れなさい!!珪」
「出来ません……」
俺は今まで…お婆様の言う通りに従ってきた。でもハニーとの結婚は貫きたかった。