溺愛ダーリン&愛しのハニー
 私は…家からあの絵本を持って来た。


 ダーリンが大切に大切にしていた絵本。


 私は眠り続けるダーリンに毎晩…読み聞かせた。


 「!?」


 私が絵本を読んでいるとノックの音。


 「どなたですか?」


 「珪の祖母です」


 会長様が…ダーリンの見舞いにやって来た。


 私は慌てて、絵本を閉じる。


 体に緊張が走った。扉を開けて、会長様を招き入れる。



 ダーリンのお父様も同行。


 二人で病室に中に入って来た。
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