溺愛ダーリン&愛しのハニー
 「その外人の娘とあなたのお父様は恋をした。そして…あなたが生まれた。あ
なたの大切に持っている絵本が何よりも証拠」


 「!!!?」


 「……見えるのに…眼帯で閉ざされたあなたの左目が失明の危機にあることは
知っています。これからは隠す必要ありません」



 「お婆様…ありがとうございます!」


 ダーリンは深く頭を下げる。


 「ハニーさん…椎名家の当主の嫁なんですから…しっかりして下さい!」


 「はい!」




 私は椎名家の嫁として認められた。

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