溺愛ダーリン&愛しのハニー
 「珪……」


 母は美しい銀色のドレスに身を包んでいた。

 緑色の瞳に溢れる涙。



 「初めまして…母君」


 「珪…」


 母は壇上の玉座から下りて…俺を優しく抱き締めてくれた。


 「私を許して下さい…珪」



 母の温もりなんて生後間もなく捨てられた俺は憶えてない。


 俺は初めて味わった母の温もりを……。
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