溺愛ダーリン&愛しのハニー
 コンコンと扉をノック。


 「濠か?入れ」

 
 「失礼します」


 ハニーはトレイにコーヒーを載せて入って来た。


 「濠さんに頼まれて…」


 「そうか…」


 デスクに積み上がった書類の山にハニーは目を皿にする。


 「コレ全部…一人でこなすの?」


 「…ここ2,3日…まともに仕事してなかったからな」


 「…大変ね…」


 ハニーは初めて俺を気遣う言葉を発した。ウンザリしていた仕事に少しだけ
やる気が出る。俺ながら単純と自分ながら呆れる。






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