幼馴染
次の日
いつも家の前で待っている陸はいなかった。
学校に着くと千春が寄ってきた。
「おっはー!一人で来たのぉ?陸くんは~?」
「イロイロ合ってさぁ・・・」
「ふーん」
「で、来てる?」
「んーまだみたいだよぉ」
「そっか~」
あたしは席に着いた。
あたしの隣の席は仁くん。
「おはよ」
眠そうな低い声で挨拶をしてきた。
「おはよー。眠そうだね?」
「あー。昨日、姉貴ウザくて…」
「お姉ちゃん?」
「ああ。大学が休みだからって家に来やがって…」
「いいじゃん?仲良さそう!」
「良くねーよ!寝るから起こしてなぁ」
「うん。」
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