幼馴染
ピンポーン
出てこないので中に入った。
「陸~?」
あたしはとりあえず陸の部屋に向かった。
―ガチャっ―
「陸!?」
陸は苦しそうに寝ていた。
「大丈夫?」
「あ゛?って、みなみかよ…」
「ゴメン‥あたしで・・・」
「イヤ、嬉しい。」
「そう?」
「あー。」
「良かった!心配したんだからね!」
「ゴホッ‥てか、まだ学校終わってなくね?‥ゲホッ」
「無理して話さなくてもいいよ?」
「折角きてもらったのに。話してーだろ!!」
「う・・・ん」
「イヤなのか?」
「違うよ。苦しそうだから」
「苦しくねーから!」
ニコッと笑ってくれる陸はいつもと同じ。
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