幼馴染

「ちょっ!聞いて!!今日は休んだほうがいいって!」
「俺には陸上が大切なんだ・・・行かせてくれ」
必死に手を合わせている陸はあたしは
「いいよ。行って。」
冷たく言い放った。
心配してるのに・・・
陸は「サンキューな!」と言って走って行った。
本当は行って欲しくなかった。
また倒れそうで・・・
あたしはとぼとぼと廊下を歩いた。
校門の所に千春が待っていてくれた。
「みなみ～大丈夫だった？陸くん」
「うん!もう、練習に行っちゃったし…」
「ふ～ん。みなみ陸くんのこと待ってる？」
「え？うん。」
「あたしも待つね!!」
「え？陸のことを!?」
「ちがぁ～う!!」
「じゃあ、誰？」
「悠斗くん…です・・・////」
「はぁー!?まじ？付き合ってんの？」
「うん、まあそんなとこ？」
「あたしも告りたいなぁ」
「告ればいいじゃん」
「無理だよ～」
「なんで？」
「振られたら気まずいし・・・」