幼馴染
「ちょっと待てよ!」
「なに?話すことないじゃん!!」
「みなみ!」
腕を引っ張られた。
♡♡チュッ♡♡甘い音が鳴った。
あたしたちはキスをした。
「あ!ご、ゴメン…」
あたしが最初に誤った。
「ねぇ陸ゴメ---」
また、唇を奪われた。
あたしは陸のことを引き離した。
「ちょっと!なにしてんの?」
「は?」
「優のことが好きならあたしにこんなことしないで!」
「みなみは?」
「え?」
「みなみは俺のことが好きなんじゃねーのかよ?」
あたしはなにも答えなかった。
「泣くなよ…俺だって片思いなんだ・・・」
あたしは陸に言われてから気づいた。
泣いていることに・・・
「片思いかなんてわかんないじゃん!」
「振られたよ…この前。しかもあいつ彼氏いたし・・・」
「え!?」
優に彼氏なんていたんだぁ・・・
優はあんまり人と関わんないからなぁ・・・
いっつも一緒にいるのは夏美ちゃんだけだし・・・
「でさ、俺言われたんだ。みなみとお似合いじゃんって」
「へー」
としか、いいようがないっしょ!?
「へーじゃねーよ!!」
「え?」
「だーかーらー俺と付き合う?」
「え~~~~~~」
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