歌姫Chanとモデル様†第一曲†
阿保だ私……
王子に声をかけて貰いながら、何も言えない私に呆れていた。
「……すっごい…心に残った……」
「あ…ありがとうございます……」
「敬語じゃなくて良いよ…」
フッと笑った彼は、本当の彼じゃない様な気がして……
思わず、
「…作ってるの?……自分を……」
って聞いてしまったんだ…
彼はもの凄く驚いた様に目を見開いていたけど、
しばらくして…
「よくわかったな。ってか、お前変わってんな」
って、さっきまでとは全く違う口調にすっごくびっくりしたんだけど、
これが本当の彼なんだと思ったら、
なんか嬉しくて……