魔法世界−ファントムシティ−
「はぁ……っ。もう、いいです。今日は早く寮に帰って明日の準備でもして早めに寝ておきなさい。明日のために」
「「はい……」」
そんなこんなで寮に帰って来た俺達。
相変わらず俺は、三人から無言の圧力を加えられてる。
まじでやめろよ、それ…。
「ライト…、」
「な、なんだよ…」
「何で、ライトは…――」
「俺は式に間に合ったから。文句とか言うなよ」
俺はティアが口を開いた途端、有無を言わさないようにすぐさま口を挟んだ。
二の句が告げないようにティアの先回りをして、一番言われそうな事を言う。
「……」
ティアはたちまち黙り込んでしまった。
どうやら上手く当てれたようだ。