続☆オカマに恋した☆
立ち上がれない。
体中の力が入らない……。
たった一度の……出来事。
ただひとつの過ち。
それが、こんなにも重たくて……背負いきれない苦しみを生み出すなんて、あの夜のアタシは気付けなかった。
ー新しい生命ー
後悔しても、しきれない。
タイムマシンにでも乗れたらいい……。
莉紗さんは……
産みたいって……
言うのかな、まさか。
まだ高二だよ、アタシ。
「愛は……望んで……ないんだよね……赤ちゃん」
莉紗さんのその言葉一つ一つが、胸にぐっと迫ってくる。
「………」
アタシはただうずくまり、頷いた。
顔を上げられない。
責任……とれない。
このうなずきが、どの位の重さを持っているのか…。
どれだけ残酷なことなのか…。
今のアタシには…
わかんない…わかんないよ…