続☆オカマに恋した☆
「何もすぐに答え出さなくても……」

 京ちゃんも負けずに言い返す。



「莉紗と莉紗の子供の将来の為です。

早く結論を出して頂かなくては困ります」



「愛の将来の為にも待って下さい」

 可奈さんも負けじと言い返す。



「あなた、私の恩も忘れてそんなことを言うつもり?」

 一層鋭くなる莉紗さんのお母さんの視線。



「確かにお世話にはなりました。

でも、そのことと、このお話は別です!!」



「何を言っているのか……」

 そう、莉紗さんのお母さんがいいかけた瞬間、莉紗さんが入り口の扉を勢い良く開けやってきた。



「やめてっ!! ママ」

 険しい表情の莉紗さんがそう叫んだ。





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