続☆オカマに恋した☆





 店でパーマを巻く練習(ワインディング)を始めようとした時だった。



〜♪〜♪〜♪〜



莉紗さんからの着信。




「もしもし……」

 普通に出てるフリをしてるけど、正直めんどくさい。



携帯なんかいらない。。



そう思う瞬間だったりする。



携帯からは、楽しそうに1日の出来事を話しする莉紗さんの声が響く。




俺はほとんど、あいづち打つだけ。



そんで、テキトーに今日の出来事を話す。



授業とか先生がどうとか、カトゥ、可奈さん京ちゃんの話。



そう、他愛のない話。




最初は良かった。



けど、時間が経てば経つほど莉紗さんからの着信・メールは増えるし、それに応じないと後々面倒なコトになる。



莉紗さんから求められるものは、だんだんと増えていく。



始めは聞かなかった、遥と話してないか? を毎日チェックするように聞いてくるようになった。



そんなルール違反してない。



てか、出来ねぇから!!



ほんと莉紗さんに信じられてない。

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