続☆オカマに恋した☆
「もうすぐテストだから、悪いけどあんま話し出来なくなるかも」

 さらりと言ったけど、それがどんだけ莉紗さんを傷つけることになるのか……。



けど、俺だけ我慢してなんかいらんない。



人にはペースってのがあると思う。



どんなに好きでも、毎日電話しなきゃなんない、一日二日…三日に一度、声が聞ければいい。



そういうペース。



毎日かかってくる電話は正直ウザい。



それが、莉紗さんからだからなのか…わかんないけど。



もともと電話は苦手。




そもそも……我慢ってどんぐらい出来るもんなんだろ。



「それじゃ、勉強見てあげる」

 得意気な莉紗さんの声。



んなこと、頼む気ないんですけど……。



「カトゥと約束してるから」

 とっさにそう言った。



そんな予定まだないけど。


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