続☆オカマに恋した☆
「何で? っんでそんな強いの…」

 俺はこんな弱くて、みみっちいビビりな存在なのに。


1分1秒、遥が他の誰かを好きになるんじゃないか? って焦ったり。


一ノ瀬とのツーショットなんか見た日には、立ち尽くすことしか出来なかった。


「強くなんかない。愛と居たい…ずっと一緒に。

けど今は無理なことも私にはわかる。

もちろん、嫉妬だってするし壊れそうなくらい不安だよ。


それでも、私は愛の笑顔もカトゥといる愛もオカマの愛も、真剣な顔してバイトしながら美容の勉強してる愛も大事だから。


見てるだけでも幸せなんだって、離れて思った」

 遥のタレ目が潤んでクシャッと笑った。
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