続☆オカマに恋した☆
冬の海は、切なくて寂しいんだ。



サクッ…サクッ…



二人の足音だけが響き渡る。



スニーカーの隙間に砂が入り込んでくる。



「晴れたら、良かったのに」

 俺は遥を見つめ言った。



「だね…思い出に残りそうだよね」

 遥は海を見つめ言う。



思い出になんか、なんないで…そんなんじゃなく残っていたい。



今のまま、未来へ繋がることは無理なんだけど。
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