続☆オカマに恋した☆
隣に遥もやってきて、左手に指を絡めてきた。



寒い中二人でただ、打ち寄せる波を感じてた。



何度も打ち寄せる波は、数々の現実の問題みたいにも感じれる。



どこへも行けないんだ…


ただそう思った。



どこへ行っても…この波みたいに深い所へは行けない。



自分のいる立ち位置を変えられないんだ。



波打ち際に二人座った。



俺は胡座のまま、近くに落ちてた木で遥って書いてみた。



あっという間に波にさらわれていった。



あっけねぇ…。
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