続☆オカマに恋した☆
街灯の光の中へと遥は歩いていく。
振り返ることなく。
俺は涙がこぼれないように、上を向く。
遥の姿が曲がり角で消えて…
俺も反対の方向へと歩き出す。
白い息を冷たくなってく手に吐く。
こんなんで、さっきまでの温もりは取り戻せない。
右手の力が抜けたせいか、寒さのせいか痛む。
その時―後ろから誰かが走ってくる足音がした。
邪魔にならないように、俺はなるべく道路の端によけた。
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