続☆オカマに恋した☆
「ルールなんか…そんなもん…」

―俺と遥が別れたこと。


―莉紗さんのこと。


そんなルールいらない。




そもそも、莉紗さんにルールなんかねぇから。



始めっから、そんなの。



酔った俺に襲いかかってきたこと…馬乗りになって暴力をふるったこと。



それのどこにルールがある?



人としてのルールなんか存在してない。



莉紗さんの中には。



だからって、俺のルールも崩れていいはずもないんだけど……。



俺は遥を力ずくでギユッと抱き締めた。



離れたくない―。
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