続☆オカマに恋した☆
「平気?」

莉紗さんの声が、扉越しに聞こえる。



「うん」

洗面台で唇を洗いながら、顔を上げて答える。



タオルで唇を拭き取る。




俺は扉を開けて莉紗さんの正面に立った。



「可奈さんのお店のこと、よろしくお願いします」


頭を下げて言った。



パンツ一枚で言うセリフじゃないけど。



「出来るかどうかわかんないけどね―考えてみる」


莉紗さんの言葉に背筋が凍る。



はぁ? 何?
何なんだよ!!!!!
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