続☆オカマに恋した☆
「何で…――?」

ベシッと遥の平手が俺を直撃する。



痛い…痛いんだけど…
心の痛みの方が強い。



言い訳にしかすぎないけど…俺は店の状況を遥に話した。



「けど…ひどすぎる…
…愛を信じたい…

何で…体でどうにかしようだなんて」



「思い浮かばなかったんだ…それしか」



「前の莉紗さんと…エッチした時とは違うじゃん…

事情があっても自分で選んだんだよね―ヤダよそんなの…そんなのヤダッ!!」


遥の言葉がチクリと俺を突き刺す。



そう、選んだんだ俺は…

前の俺の酔いつぶれた俺の過ちとは違って―あえて酔ってエッチした。



遥が鼻をすする。
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