続☆オカマに恋した☆
「私のものになって欲しかった……それだけなのに」

悲しみと憎しみに満ちた表情の莉紗さんには、今までにない狂気を感じる。



両手に握り絞められた包丁の刃先が、俺をめがけて向かってこようとする。



俺は反射的に莉紗さんの手首に掴みかかる。



莉紗さんは強い力でそれを振り切った。



俺はそこまで
莉紗さんを追い詰めてしまったのか……。



中途半端だから…
だからこういう目にあうのかもしれない。
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