続☆オカマに恋した☆
ほんとは……遥に俺を好きでいてもらいたい。




そんなワガママな願いを抱いたこともある。



何もかもを取っ払えたら、どんなにいいだろ。



自分の気持ちは?



「何もかも……

なぁんにも考えないでいられれば……

好きかな?」

 自問自答するみたいに、打ち明けた。



「それってLOVE?」

 カトゥは確認するみたいに、聞いてきた。



 大きく俺はうなずいた。



「ヨーシっ!!

協力すっから!!」

 カトゥは二カッと笑いながら、拳を空へと放った。



「嬉しーけど。

いいって、カトゥは頑張りすぎると失敗しそうだから」



「何言ってんの〜

任してっ、任してって!!

明日告っちゃえっ!! 」


 寝ながらカトゥの両腕に思いっきり突き飛ばされた。


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