愛詩-アイウタ-
 ―ゆみから


【何か色々あって、光璃を採ることに決まったっぽい★☆やったねo(^-^)o一緒にがんばろ↑】


 色々って…省略しすぎ!!


 思わず笑ってしまう。


 もう一件は…るぅだ。



【まぁ、しょうがないし、了解。今度は光璃が来いよ!じゃあまた明日な!】



 了解…?了解、了解…!?



「えっ!?」



「光璃どした~?」



「ちょっとびっくりしただけ!」



 急いで言い返す。


 るぅ、本気で来んの!?



 部活終了のチャイムが鳴る。

 あと20分。



 そういえば、まだるぅの部活を知らない。
 サッカーのような気もする。というか、帰宅かサッカー以外にはありえない。


 光璃はもちろん帰宅。


 部活は中学の内申稼ぎでこりごりだった。


 強くもないのに、所属していても意味があったのか?


 3年の終わりから考えていた。



 続けていたのは意地だった。1年半の間先輩のイビリに負けたくなかった。


 引退後、あとは天国だと思うともったいない気がして、引き付けられたのだ。



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