愛詩-アイウタ-
甘い果実
隣には好きな人がいる。そして、自覚した自分。
自分の気持ちに、気付いた────自分。
「ちょっと早く来すぎたかも…」
7時に着いた学校。“歩いてこ”って言ったから、早めに出たら失敗した。
教室は違う。だから廊下で話してる。
「ゆみたち、どうなったんだろ」
応答がない。
「るぅ?寝てんの?」
「…眠い」
確かに、朝6時集合だったけど。学校は8時30分に着けばいいのに。
「だからって普通、廊下で寝る!?」
「…ご…め」
“ん”はどこ行った!!
寝てるんだから、しょうがないんだろうけど。
「ん!??」
肩にいきなり重みが増え、びっくりして見てみると、頭。
寝てよりかかっている、らしい。
「もう…っ」
恥ずかしい…ような気がする。
夫婦じゃないんだから、ひぃの前で寝なくても…とか思う。
「ひか…り」
「はい?居ますけどね??」
ヒカリの歌?それともひぃ?
どちらにしろ、【ひかり】を求めてる。
「ひぃは、ここだよ…」
るぅは本当に寝ていて、長めのまつげが目立つ。
自分の気持ちに、気付いた────自分。
「ちょっと早く来すぎたかも…」
7時に着いた学校。“歩いてこ”って言ったから、早めに出たら失敗した。
教室は違う。だから廊下で話してる。
「ゆみたち、どうなったんだろ」
応答がない。
「るぅ?寝てんの?」
「…眠い」
確かに、朝6時集合だったけど。学校は8時30分に着けばいいのに。
「だからって普通、廊下で寝る!?」
「…ご…め」
“ん”はどこ行った!!
寝てるんだから、しょうがないんだろうけど。
「ん!??」
肩にいきなり重みが増え、びっくりして見てみると、頭。
寝てよりかかっている、らしい。
「もう…っ」
恥ずかしい…ような気がする。
夫婦じゃないんだから、ひぃの前で寝なくても…とか思う。
「ひか…り」
「はい?居ますけどね??」
ヒカリの歌?それともひぃ?
どちらにしろ、【ひかり】を求めてる。
「ひぃは、ここだよ…」
るぅは本当に寝ていて、長めのまつげが目立つ。