愛羅武勇×総長様 Ⅱ
大ちゃんの誕生日が過ぎて、1週間ぐらいすぎた頃に遼から聞かされた。
『大智の誕生日1週間前に過ぎたんだけど……知らなかった…?』
『え゛…』
いきなり言われたもんだから何も用意してないわけで…
焦ってすぐに謝ると
『あぁ、別に気にしてねぇよ。』
と言っていたのを、よく覚えている。
あたしの誕生日は、まだ大ちゃんとつきあってない頃に過ぎた。
大ちゃんのは付き合った後過ぎちゃったから、クリスマスプレゼントとまとめてあげよう。
「何にしようかなー…」
「朝から出掛けてて良かったね」
「うん、あっ…柚ちゃんは海斗に何あげるの?」
「んー…何がいいかな?」
海斗が喜びそうなものかぁ…
「マフラーは?」
「あぁ、そういえば叫んでたわ」
「"誰か僕にマフラーを恵んでくださいっ!"ってね(笑)」
「そうそう(笑)敢えてあげなかったんだけどね、仕方ないからあげようかな。」
「じゃあ決まりね、先に柚ちゃんの買いに行こ?」
あたしのは時間かかりそうだし…
「そうだね。」