愛羅武勇×総長様 Ⅱ
「あー!ピンクがないっ!」
「そうそう、ピンクメッシュなくしたんだ。 見た感じチャラかったから。」
家に入りながら、槙の話を聞いている。
……それにしても急だな…
確かにピンクメッシュがあったら、チャラくは見えるけど。
「スッゴい違和感。」
「すぐ慣れるって。」
笑いながら言う槙。
―ガチャ…
リビングのドアを開けると、見慣れた顔がある。ただ、1人を除いて。
「お、美憂久しぶりー」
恋汰がニコニコしながら、立ち上がった。
えーっと、大ちゃん、遼、槙、柚ちゃん、海斗、風磨、恋汰……と
……あの子誰だろ?
「あ、この子ね、俺の後輩のみるくちゃん。可愛いだろ?」
「初めましてっ、城戸先輩の後輩の三浦実瑠です!」
少し顔を赤らめながら言う実瑠ちゃん。恋汰が言ったとおり、可愛い。
「初めまして、あたし中原美憂。よろしくね。」
「はいっ!」
恋汰の後輩ってだけあって、元気な子だ。
「美憂、こっちおいで。」
「あ、うんっ。」
柚ちゃんが、大ちゃんの隣を開けてくれた。
そこへ座る。