愛羅武勇×総長様 Ⅱ
「いやいや、言っとくけど、俺そっちの趣味ねぇからな?」
「お前バカなの?」
「お前は元からバカだよな。」
俺がそう言うと、ショックを受けたような顔で、こっちを見た。
「ひでー…すっげぇひでー…」
「そんなに落ち込むなよ。変なこと言ったのお前だろ?」
「俺が言ったのはそうゆうことじゃなくてー……
何だかんだ言って俺ら大智を嫌いにはなれねぇだろって話!」
「あぁ、友達としてってこと?」
「おう。特に遼は。」
「え、何で俺?」
「俺よりお前の方が大智といる期間長いわけだし。」
確かに、保育園も小学校も中学校も高校も…
大智が強制したわけでもないのに、ずっと一緒だったな…
「なんだ、俺がついて行ってただけだったのか…」
「……何が?」
うわー、俺無意識…
そういえば、中学も高校も…
進路は当たり前のように大智のパクって書いてたし。
「なんでもない。」
「………大智の話は終わりな。」
「お前から始めたんだろ。」
「まぁそうだけどさ、俺は美憂のことについて相談のろうと思ってたんだよ。」
「はい、じゃあ相談。」
手を挙げて、ふざけた感じに相談を始める。