愛羅武勇×総長様 Ⅱ
座った後、大ちゃんはさっきの話を始めた。
「俺、見た通り不良だし。暴走族の総長やってるし、付き合うのを反対されるのは当たり前だと思います。」
あれ、大ちゃんってこんなにカッコ良かったっけ?いつも、こんなんだっけ?
「見た目が悪いのも分かってます。でも、ありのままの俺を認めてほしいから、今日はこのままで来ました。」
うん、だって今でも金髪だもんね。
さすがに、直して来るかと思ったけど。
「見た目なんて気にしないよ、美憂から聞いた話だと、いいイメージしかないからな。だが…私たちは、美憂が危険な目に合うなら、反対だ。」
あぁ、心配してくれてるんだ。
でも大丈夫だよ、お父さん、お母さん。