愛羅武勇×総長様 Ⅱ
あたしがどんなに危険な目に合っても、大ちゃんは絶対に助けてくれる。
何を根拠にって言われたら困るけど……
あたしは大ちゃんを信じてるから。
必ず守ってくれるって。
「確かに危険な目に合うかもしれません…でも、そのときは俺が、命を懸けてでも守ります。絶対に。」
どうしてこんなにカッコいいんだろう?
大ちゃんが言う言葉一つ一つに、何故か圧倒されて、信じてしまうんだ。
総長やってるような人だから、人を魅了するだけの力がある。
大ちゃんの真剣な表情を見て、お父さんとお母さんは安心したように頷いた。
「君になら、美憂のことを任せられそうだな。」
「よろしくね、美憂のこと」
2人の言葉に大ちゃんは嬉しそうに笑って
「はい」
頷いてあたしの手を強く握った。