綾×綾。~空回りな恋~
智貴のひょっとした思いつきがちょっとびっくりすることがある・・・。




でも、そんなとこが好きなんだよね。





あたしは智貴からの指輪を天井にかざしながら言った。





「幸せにしてね。」





「え・・・!」





ほんとに俺でいいの?みたいな顔でこっちを見てる智貴。






あたしはゆっくりと智貴の口に近づいた。







ちゅっ。





ほんの一瞬だったけど。





あたしの愛が伝わったかな?






「あや・・・。まぢで・・・・・か?」






まだ微妙な顔つきでこっちを見てる智貴。






「ほんとに決まってるじゃん!」






ここまで言わせるのかというほどにしつこく聞いてくる智貴。






そんなに聞かれたら、恥ずかしいよ。





なんて答えればいいのかわかんなくなる。






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