綾×綾。~空回りな恋~
キィ
「失礼します。」
あやは頭を下げながらゆっくりと入ってきた。
「あら、待ってたわよ。」
おばさんが一人、イスに座っていた。
その横にあやが座る。
「りょう・・・・?」
あやは言ってみた。
でも返事はない。
「りょう!? あやちゃんよ!!」
「え。あや・・・・?」
りょうがあたしの名前を言ってくれた。
でも、その目はあの優しくて時々ぶきっちょなりょうの目じゃないと思った。
「りょう、あんたの彼女よ。」
「か・・・のじょ!?」
りょうは目を見開いてかなり驚いたようだった。
「りょう、あたし、あやだよ? 忘れちゃった?」
りょうはただこっちを呆然と見ていた。
そして言ってくれたこと・・・・
「ごめん。」
だった。
あたしは涙が溢れそうになった。
りょうが。 りょうがこんな事になるなんて。
一昨日まではちゃんと一緒に過ごしてたのに。
昨日なんて・・・・一つになったんじゃん。
なのに・・・・・なんで謝られなきゃいけないの? なんでりょうが・・・・。
そんな想いが溢れ出て涙が零れた。
「俺・・・・どうしてこうなっちまったんだよぉ。」
りょうは頭をくしゃくしゃにして下を向いた。
「失礼します。」
あやは頭を下げながらゆっくりと入ってきた。
「あら、待ってたわよ。」
おばさんが一人、イスに座っていた。
その横にあやが座る。
「りょう・・・・?」
あやは言ってみた。
でも返事はない。
「りょう!? あやちゃんよ!!」
「え。あや・・・・?」
りょうがあたしの名前を言ってくれた。
でも、その目はあの優しくて時々ぶきっちょなりょうの目じゃないと思った。
「りょう、あんたの彼女よ。」
「か・・・のじょ!?」
りょうは目を見開いてかなり驚いたようだった。
「りょう、あたし、あやだよ? 忘れちゃった?」
りょうはただこっちを呆然と見ていた。
そして言ってくれたこと・・・・
「ごめん。」
だった。
あたしは涙が溢れそうになった。
りょうが。 りょうがこんな事になるなんて。
一昨日まではちゃんと一緒に過ごしてたのに。
昨日なんて・・・・一つになったんじゃん。
なのに・・・・・なんで謝られなきゃいけないの? なんでりょうが・・・・。
そんな想いが溢れ出て涙が零れた。
「俺・・・・どうしてこうなっちまったんだよぉ。」
りょうは頭をくしゃくしゃにして下を向いた。