綾×綾。~空回りな恋~
コンコン
「りょうー? 入るよ?」
返事はなかった。
勝手に入っちゃえ。
ガチャ
りょうは寝ていた。
なんだ、寝てたのか。
久々の寝顔をみた。
やっぱりかわいいなぁ。
ちょっと触ってもいいよね。
ツイツイ・・・。
ほっぺをつっついてみる。
プニプニぃ・・・・。
ぴくっ。
あ・・・・。
りょうが目を覚ました。
「なにしてんだよ。」
あやを睨むりょう。
「ご、ごめんな・・・・さい。」
あやは後ろに下がる。
「お前・・・・あや・・・・だっけ?」
あ、名前覚えててくれたんだ。
「そうだよ。覚えててくれたんだ。」
「うん。 で、何しにきたの?」
「え? 」
そんなこといわれてもわかんないよ。
ただ・・・・会いたかっただけだもん。