綾×綾。~空回りな恋~
「ごめんなさい。」
あやは、下に頭を下げて言い切った。
つもりだったのに・・・・
「俺、一途なとこがあるみたい・・・・・だから諦めないよ。」
そう言われてしまった。
智貴くんが成長した感じがした。
こんな風に、自分に向き合える智貴くんは立派に自分と付き合ってるよ。
そんな事を呑気にいってる場合ではなかった。
智貴くんは、またもくもくと皿を洗い始めた。
なんか、イキイキとしてみえる。
どうしよ。
りょう、あたし・・・・・新しい恋・・・・・・していいの???