綾×綾。~空回りな恋~
「こんな、綺麗なとこがあるなんて・・・・。」
「俺、なんか嫌な事あったらいつもここで泣いた。泣いて泣いて泣きまくった後、この夜景みると、心がまっさらになるっつーか、そんな感じ?」
「ふぅん、智貴くんの泣き場・・・・かぁ。」
「なんだよ! 泣き場って~!? 」
「名付けた。」
ポツリと言うあや。
そのあやの頭を撫でる智貴くん・・・・。
「あたし・・・・・・智貴くんと・・・・・・付き合ってもいいかなって思ってるんだけど・・・・・・、いいですか?」
智貴くんが目をまるくして見つめてる。
そりゃあ、びっくりするよね。
この前まで、りょうの事・・・・・・・引きずってたのに・・・・・・・。
「お、俺で・・・・・? いいの??? 」