綾×綾。~空回りな恋~
「おじゃましまーす。」
あやは緊張しながら入る。
初めての智貴の家・・・・。
智貴のにおいがする。
「よしっ!行くぞ~?」
「う、うん。」
ガチャ
居間のドアを開けると、机にご両親が座っていた。
ドキドキ。
「えー、お父さん、お母さん。この人が、僕の彼女のあやです。」
「どうも、初めまして。」
そう言って、頭を下げるあや。
「かわいい子じゃない。」
「うん。」
智貴の両親は二人で何かいいあいながら、
「あやちゃん、智貴をどうか、よろしくお願いします。」
そう言って、お母さんは深々と頭を下げてくれた。
「あ、ありがとうございますっ!!!」
あやと智貴は目を合わせながら笑った。
そして・・・・無事に智貴の両親にはご承知をもらった。
後は、うちだけ。