綾×綾。~空回りな恋~
「・・・・・しょーがない。 教えよう・・・・・。」
あたしは決心した。
そこまで親友に内緒にするのも嫌気がさしたからだ。
「あのね・・・・・・―――。」
何分話しただろう・・・・・・。
舞は
あたしのために
泣いてくれた・・・・・。
今ごろ、舞の優しさが心からわかりあえた気がした。
「あやぁ。あんたまぢいい子ぉーー。」
そう言って舞はまたあたしにひしっと抱き付く。
「舞・・・・? ・・・・・・―――ありがと。」
「うわぁーん!!」
舞は目をこの後腫らしてしまった。
でも。すっごく嬉しかった。
あたしは幸せ者だという事が実感できた。